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トランプ大統領とネタニヤフ首相の思惑。中東和平案。

長く続くイスラエルとパレスチナの対立。

アメリカのトランプ大統領が1月28日に和平案を発表しましたが、これが大きな問題になっているようです。

トランプ大統領の和平案

  • ヨルダン川西岸の入植地はイスラエルの領土とする
  • エルサレムはイスラエルの首都とする

イスラエルとパレスチナ

 主語は青色、動詞はオレンジ色で表記しています。

 U.S.President Donald Trump has announced a Middle East peace plan aimed at resolving the Israeli-Palestinian conflict.

トランプ米大統領が、パレスチナ紛争の解決に向けた中東和平案を発表した。

 The plan positions Jerusalem as the “undivided” capital of Israel, *incorporating the *settlements of the West Bank into Israeli territory.

ヨルダン川西岸の入植地をイスラエルの領土に組み込むとし、エルサレムを「不可分のイスラエルの首都」とした。

 The resolution accommodates Israeli positions almost entirely but forces the Palestinian side into *submission.

パレスチナ側の立場をほぼ全面的に認め、パレスチナ側に屈従を強いる内容である。

The Japan News by The yomiuri Shinbun 2020.1.31 第6面より引用

*組み込む:incorporate  

*入植地:settlement  

*屈従:submission

イスラエルとパレスチナ

  • ユダヤ人は1948年、イスラエルを建国、先住者パレスチナ人との抗争が始まる。
  • 植民地への移住はジュネーブ条約によって禁じられているが、中東戦争で占領地となった東エルサレム・ヨルダン川西岸にユダヤ人の流入が急速に増えている。
  • 米国は長年両者の調停に努めてきたが、国境問題など難題は解決しない。
  • 日本や多くの国は両者の対話で解決すべきという姿勢。
  • イスラエルに肩入れするトランプ大統領とは、そもそもパレスチナは交渉をしていない。

 Jews fleeing from Nazi Germany’s *persecution and others founded Israel in 1948, which forced Palestinians to leave their homes.

ナチス・ドイツの迫害を逃れたユダヤ人らは、1948年にイスラエルを建国し、パレスチナ人は住まいを追われた。

 In the third Arab-israeli War in 1967, Israel occupied East Jerusalem and the West Bank of the Jordan River.
 Jewish settlements in the occupied territories have progressed rapidly in recent years.

イスラエルは67年の第3次中東戦争で東エルサレムやヨルダン川西岸を占領し、近年は占領地へのユダヤ人入植が急速に進む。

 Successive U.S. administrations, aiming at realizing Middle East peace through a “two-state solution” which a Palestinian state and Israel would coexist, have *stepped up intermediary efforts.
 However, they have been *hampered by difficult issues.

米国の歴代政権は、イスラエルとパレスチナの「2国家共存」による和平を目指し、仲介努力を重ねたが、難問に阻まれてきた。

 How do they define the borders?

国境をどう画定するのか。

 What consideration should be shown for the Palestinian assertion that East Jerusalem should be the future capital?

「東エルサレムは将来の国家の首都」とするパレスチナ側の主張にどう配慮するのか。

 Since no answers to such questions have been found, peace talks have been suspended.

答えは見つからず、和平交渉は中断している。

* The Geneva-Conventions prohibit a state from transplanting its nationals into territory it occupies.

占領地に自国民を移住させることは、ジュネーブ条約で禁じられている。

 Many countries, including Japan, have taken the position that the status of Jerusalem “should be decided by negotiation between the parties concerned.”

エルサレムの帰属も、日本を含む多くの国が「当事者間の交渉で決めるべきだ」との立場を示す。

 The Palestinian Authority immediately expressed its intention to reject the peace plan.

パレスチナ自治政府は和平案を拒否する考えを即座に表明した。

 The authority has not negotiated with Washington for more than two years in protest of Trump’s *support of Israel.

 自治政府はトランプ政権のイスラエルへの肩入れに反発し、対米交渉を2年以上行っていない。

The Japan News by The yomiuri Shinbun 2020.1.31 第6面より引用

*迫害:persecution 

*歩み寄る:step up 

*難問に阻まれる:be hampered by difficult issues 

*ジュネーブ条約:Geneva Convention  

*肩入れ:support

政治的思惑

  • 3月の選挙で再選を果たしたいイスラエル首相ネタニエフと11月に選挙を控えるトランプ大統領は協力関係にある。
  • トランプ大統領は、イスラエルの境遇を改善させることにより、自国の親イスラエル・キリスト教徒の支持を得たいと考えているようである。

 Israel will hold a *parliamentary election in March.

イスラエルでは3月に国会選挙が行われる。

 Prime Minister Benjamin Netanyahu, who is seeking another term, is in a *predicament after being *indicted on charges of corruption.

続投を目指すネタニヤフ首相は自らの汚職疑惑で起訴され、窮地に立たされている。

 Trump’s move of promoting the peace plan with Netanyahu, who was visiting the United States, appears to be a *blatant measure of support for his Israeli *counterpart.

トランプ氏が、訪米したネタニヤフ氏と一緒に和平案をアピールしたのは露骨な支援策だろう。

 Meanwhile, Trump himself will run in a presidential election in Nvember.

トランプ氏自身も、11月に大統領選を控えている。

 There is no doubt that the peace plan will be used as an “achievement” by the administration to *consolidate support from the pro-Israel Christian *right and others.

和平案を政権の「実績」として、親イスラエルのキリスト教右派などの支持固めに活用するのは間違いない。

The Japan News by The yomiuri Shinbun 2020.1.31 第6面より引用

*議会:parliamentary 

*窮地:predicament 

*起訴する:indict 

*露骨な:blatant

*同等の相手:counterpart 

*地固め:consolidate support 

*右派:right 

社説筆者の意見は…

  • トランプ和平案は、イスラエルとパレスチナの問題解決につながるものではない。
  • むしろ、両者の関係を悪化させるものである。
  • そのような外交は、アメリカへの信頼を損なうだけである。

 The nature of Trump’s proposal is to affirm the current situation in which Israel has intensified its offensive.

トランプ案の特徴は、イスラエルが攻勢を強める現状を追認したことだ。

 With the long and complex history of their conflicts in mind, it cannot be expected to contribute to a solution.

長く、複雑な紛争の歴史を踏まえれば、解決に寄与することは、期待できない。

 The peace plan seems to *be detached from the perspective of the international community.

和平案は国際社会の認識と乖離しているのではないか。

 It was obvious from the beginning there was no chance it would accept the peace plan.

パレスチナには和平案を受け入れる余地は最初からなかったと言える。

 The leaders of both Israel and Palestine have lost their momentum, leaving little hope for the *resumption of negotiations.

イスラエル、パレスチナとも、指導者が求心力を失い、交渉再開の機運は乏しい。

 Trump’s Middle East diplomacy, which ignores this reality and prioritizes support for Netanyahu, only *undermines trust in the United States.

この現実を無視し、ネタニヤフ氏支援を優先するトランプ氏の中東外交は、米国への信頼を損なうだけだ。

The Japan News by The yomiuri Shinbun 2020.1.31 第6面より引用

*~と乖離する:be detached from 

*再開:resumption 

*損なう:undermine

僕の感想

トランプ大統領とネタニヤフ首相

トランプ大統領とネタニヤフ首相

モーセの十戒でエジプトを追われていたのもユダヤ人でしたよね。

ユダヤ人は昔からかわいそうな民族だったぶん、選ばれた民として神様からかわいがられてきた民族でもありました。

でも、なんだか傲慢になりやすい民でもあったんですかね、天にも届くバビロンの塔を作ろうとする民に神様は怒って世界へ散り散りにさせてしまいました。

2020年前には、神様は民を救うためイエスを派遣しましたが、「僕たちが待ち望んでいたのと違う~」とイエスを殺してしまいました。

「その考え方ちょっと古いよ~」と言ってくるキリスト教とは距離を置き、いつかは自分たちのために神様がみ国を用意してくれると信じてきました。

1948年ついに待ち望んでいた自国が誕生しましたが、待っていたのはパレスチナとの戦争でした。

ユダヤの民はちょっと高望みしすぎなんですかね、「そうならないように気をつけなよ」という神様からの忠告なのかもしれません。

選ばれた民だからこそ、神様は厳しい状況を用意するのかもしれませんが…

その分、過酷な状況を乗り越えた後には「天国」が用意されているのかもしれません。

おそらく戦うべき相手はパレスチナではないと思います。

神様の祝福にさずかれるよう頑張ってください。

そして、トランプさんの和平案ですが、トランプさんらしいですね。

和平になってないです笑

パレスチナを逆なでしてます。

「アメリカを偉大なままに」、アメリカ至上主義ですね。

アメリカ軍の映画などで、アメリカンな強引さでどんどん敵をなぎ倒している姿はとても気持ちいいですが、それを現実にやられてしまうとちょっと困りますよね。

でも、心の奥底ではトランプさんのわかりやすさがとても心地よくも思えたりします。

困ったちゃんのトランプさん、11月の大統領選挙はどんな結果になるのでしょうか?

ちなみに、パレスチナの指導者はアラファト議長でしたが、2004年からアッバス議長がしています。

アッバス議長

アッバス議長

アラファト議長は、革命家の指導者としては優れていたけど、政治家としてはいまいちだったようですね。

また、アラファト議長は毒殺された可能性が高いとか。

ネタニエフ首相もパレスチナの要人暗殺指示を出した疑いがかかっているそうです。

ネタニエフ首相の汚職疑惑については、自分にとって有利な報道を流すように報道関と金銭のやりとりがあったようです。